- 信仰者たちの長ウスマーン(彼にアッラーのご満悦あれ)の徳と、知識とスンナを広めることの熱心さ。
- 実演による教育。それはより伝わりやすく、より正確である。
- たとえ眠りから覚めた状態ではなかったとしても、ウドゥー開始前、容器に手を入れる前には両手を洗うことの推奨。もし眠りから覚めた状態であれば、そうすることは義務となる。
- アッラーのために崇拝行為をし、同時に他者に教えることを意図したとしても、それが純真さを減衰させることはない。
- 何かを教えようとする者は、よく理解され、知識がしっかりと身に付くような方法を取るべきである。
- 崇拝行為をしようと思う者は、現世的な諸事に気を取られないよう、努力すべきである。人は礼拝の最中、そのような欲望に囚われやすいからである。
- ウドゥーにおいては右から始めること、および洗浄のための水を手にする時には、右手を用いることの推奨。
- うがい、鼻に水を吸い込むこと、それを噴き出すこと、と順番に行う手順の根拠。
- 顔を3度洗うこと。
- 頭部全体を、1度だけ撫でること。
- 両足をくるぶしまで、3度洗うこと。
- 上記のことを順番に行うことの義務性。アッラーは、頭を撫でることを命じ、その順番を、両足の洗浄とその他の器官の洗浄の間に入れたが、そのことは順番が義務であることの証拠である。
- これが、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の、完全なウドゥーの形である。
- ウドゥーの後に礼拝すること。
- アッラーの御前で心を込めて礼拝することは、礼拝の完全さの原因となる。このことからは、純真な気持ちの勧めと、礼拝中に現世的な物事でうわの空になっている者からは礼拝が受け入れられないという警告が認められる。尚、礼拝中にそのような状態に陥っても、そのような雑念を追い払うことが出来れば、礼拝の褒美は得られる望みがある。
- 両腕を肘まで3度、洗うこと。
- このハディースで約束されている褒美は、次の2つのことによるものである:上記の形でウドゥーを行うこと、そして上記の通りに2ラクアの礼拝を行うこと。
- ウドゥーと、従順に2ラクアの礼拝を行うことの褒美は、過去の罪をアッラーによって赦されることである。