- アッラーへと招く者の派遣の合法性。
- 「ラー・イラーハ・イッラッラーフ(アッラー以外に崇拝されるべきいかなるものも存在しない)」という証言が最初の義務であり、最初に人々を招くべきことであること。
- 「ラー・イラーハ・イッラッラーフ」という証言の意味は、崇拝においてアッラーを唯一化することであり、かれ以外の崇拝を放棄することである。
- 人は「ラー・イラーハ・イッラッラーフ」という言葉を読めても、その意味を知らないこともある。また、その意味を知ってはいても、啓典の民のように、それに沿って行っていないこともある。
- 「実にあなたは、啓典の民である人々のところへ行くのだ」とある通り、知識ある者に対する話し方は、無知な者に対する話し方と同様ではない。
- 人間、特に宣教者は、知識を探求することによって、自分の宗教を熟知していなければならないことへの示唆。それは疑念を投げかけて来る者たちの難解な問題から、無事であるようにするためである。
- 礼拝は、2つの信仰証言に次ぐ最大の義務である。
- 5つの礼拝の義務性。
- ウィトゥルの礼拝が義務ではないこと。
- 浄財がその義務性において、礼拝に次ぐイスラームの柱であること。
- 裕福な者に対して、浄財は払えないこと。
- 貧者という、浄財を支払う対象の一種の説明。浄財を支払う対象は8つあるが、その全てに支払う必要はなく、貧者のみに支払うことも合法であること。
- このハディースは、ある国の浄財が国内の貧者のみに渡されることの合法性を示唆している。しかし、何らかのより大きな福利ゆえに、浄財を別の国に送ることも可能である。例としては、別の国での必要性が非常に高いとか、貧しい近親がそこにいるとかいった状況が挙げられる。
- 浄財は不信仰者には支払われない。
- 浄財は、最良の財産から取ることは許されない。ただし、所有者が満足してそうするなら別である。
- 最良の財産から浄財を取ることは禁じられる。それは中程度のものから取られる。
- 不正への警告。不正を受けている者の祈りは、たとえ罪深い者であっても叶えられる。