/ まことにアッラーは、不正者に猶予を与える。そして彼を捕らえる時には、取り逃がさない。

まことにアッラーは、不正者に猶予を与える。そして彼を捕らえる時には、取り逃がさない。

アブー・ムーサー・アル=アシュアリー(彼にアッラーのご満悦あれ)によると、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言った:「まことにアッラーは、不正者に猶予を与える。そして彼を捕らえる時には、取り逃がさない。」そして、こう読んだ: 『そして不正を働く町々(の民)を(懲罰で)捕えた時の、あなたの主の捕らえ方も、(それらの町々に対するそれと)同様なのである。本当にかれの捕らえ方は、痛烈で凄まじい。』(クルアーン11:102)
二大真正集収録の伝承

注釈

アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は、アッラーが不正者に猶予を与え、その者が自らに不正を働くままにされる、と述べている。そしてかれがその者を捕らえる時には、取り逃がすことはなく、その罰を全うされる。そう言って、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)はこう読んだ: 『そして不正を働く町々(の民)を(懲罰で)捕えた時の、あなたの主の捕らえ方も、(それらの町々に対するそれと)同様なのである。本当にかれの捕らえ方は、痛烈で凄まじい。』(クルアーン11:102)

Hadeeth benefits

  1. 理性的な者は、不正を行って何の害を受けなくても、アッラーの企みから安心してはいないものである。むしろアッラーの企みが徐々に迫り来ることを知っているので、(自分が不当に奪っている)権利をその所有主に返すことを急ぐべきである。
  2. アッラーは不正者たちに猶予を与える。それは彼らが罪を更に増やし、それによって彼らへの罰が倍増するためなのだ。
  3. ハディースやクルアーンを説明する最良のものが、アッラーとその使徒の言葉なのである。