- 「ラー・イラーハ・イッラッラーフ(アッラー以外に崇拝すべきものはなし)」の意味は、偶像や墓など、アッラーを差し置いて崇拝されているものを否定することである。
- アッラーをよそに崇拝されているものを否定せずに、単に「ラー・イラーハ・イッラッラーフ」と唱えても、その生命と財産の保障とはならない。アッラーをよそに崇拝されているものを否定しない限りは、たとえその言葉の意味を知り、それに基づいて行っていても、生命と財産の保障にはならないのである。
- タウヒード(アッラーの唯一性信仰)を奉じ、その教えを外面上遵守する者は、それに明らかに反しない限りは保護されなければならない。
- イスラームを受容した者は、それに反するものが明らかにならない限り、たとえ戦闘中であっても保護されなければならない。
- アッラーをよそに崇拝されているものを否定せずに、「ラー・イラーハ・イッラッラーフ」と唱える者がいる可能性。
- 現世での裁決は表面的な物事を基準になされ、来世での裁決は意図と目的を基準としてなされる。
- ムスリムの財産と生命の侵害は正当な理由がない限り、禁じられる。
- 信徒の生命と財産を保護する、イスラームの徳。
- ザカー(浄財)のようにイスラーム法で義務付けられたものや、物損に対する罰金のようなものでない限り、ムスリムの財産に手を付けることは禁じられる。