- ムスリムのムスリムに対する権利の説明。その中には義務もあれば、推奨されるものもある。その違いは状況や対象によって異なってくる。
- 挨拶を返すことは、挨拶された者が一人だけだったら個人義務となる。もし複数だったら、集団義務となる(集団の中の誰かが行えばそれで済む)。
- 病人のお見舞いは集団義務である。
- 葬儀の参列は集団義務である。具体的には、別離の場または葬儀の礼拝の場から埋葬の場まで同行することである。
- 結婚披露宴の食事への招待については、法学書で規定されている条件に当てはまる場合、義務である。それ以外の食事などへの招待に応じるのは、強調されたスンナである。
- くしゃみをした者がアッラーを賛美(「アルハムドリッラー(アッラーに称えあれ)」)した後、それを聞いた同胞がくしゃみをした者に対して、「ヤルハムカッラー(アッラーがあなたにご慈悲を授けますよう)」と祈願して言うことは義務である。ある種の学者らは、それを聞いた者が一人だけだったなら、そうすることは個人義務となり、複数だったら集団義務となる。別の学者らによれば、それは義務ではなく推奨されることである。
- ムスリムの間の同胞愛を強化することにおける、イスラームの偉大さ。
- イマームが金曜礼拝の説教をしている最中、くしゃみをした者に祈願したり、挨拶を返したりすることは許されない。それらは言葉であり、説教の最中の言葉は禁じられるからである。