- 寛大さの徳。アッラーは仰っている:『(誰かに悪くされて)怒ってしまった時にも、赦してやる者たち。』(相談章37)
- 怒りの際に自分自身と戦うことは、敵との戦いよりも厳しいものである。
- イスラームは、ジャーヒリーヤ時代(イスラーム以前の無明時代)における力の概念を、ムスリムの優れた人格を作り上げる高貴な品性へと変革した。最も強力な者とは、自分自身を制御し、それを私欲から遠ざけることのできる者なのである。
- 怒りを遠ざけることの義務。怒りには身体的・精神的・社会的害悪があるためである。
- 怒りは人間の性質であるが、ある種の物事によって解消することが出来る。その一つが、自分自身の制御である。