- 預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)のよい性格の説明。彼は教友たちと共に座り、彼らは彼のところに赴いて座ったものだった。彼は自分を彼らより上に見て、独りきりでいたのではない。
- 地位の高い者たちと会う時、衣服や見た目や清潔さを配慮すること。ジブリールはそのような状態や話し方と共に、人々への教師としてやって来たのである。
- 天使たち(彼らに平安あれ)は、天使以外の姿を取ることも可能である。
- 尋ねる者への優しさと、接近。それは、ためらいや恐れを抱かずに質問できるようにするためである。
- 教師への礼儀作法。ジブリール(彼らに平安あれ)は話を聞くため、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の前に礼儀正しい形で座ったのである。
- 掛け詞の合法性。ジブリールは「ムハンマドよ」と言ったが、これはベドウィン的な表現でもある。この表現により、彼がベドウィンであるかのように見せた。なお、都市の民は優れた品性をまとっているものであり、使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)をこのような呼び方で呼んだりはしない。
- イスラームと信仰(イーマーン)と至善(イフサーン)の違いの説明。
- 信仰(イーマーン)とは基礎となる六信のことであり、それらは全て不可視の世界の事象を信じることである。
- イスラームの柱は5つ、信仰(イーマーン)の基盤は6つである。
- イスラームと信仰(イーマーン)が一緒に言及される時、イスラームは外面的事象、信仰(イーマーン)は内面的事象として説明される。
- 至善(イフサーン)の高い地位の説明。
- 本来、質問者は知識がないものであり、無知こそが質問の動機である。
- 重要なものから順に始めること。預言者はイスラームの説明にあたり、まず2つの信仰証言から始め、信仰(イーマーン)の説明については、アッラーの信仰から始めた。
- 聞いている者に教授する意図で、既に知っていることを、知者があえて質問するという手法。
- 知らないことを聞かれたら、「アッラーがよくご存じである」と述べること。
- 審判の日についての知識は、アッラーのみが専有するものである。
- 審判の日のいくつかの予兆の説明。